イノベーションを創造する技術人財採用を実現

転職潜在層へのアプローチが必要

中期事業戦略を実行するため、新たな技術でイノベーションを創造する人財の獲得が必要であったが、AI、ロボティクスといった高度技術をもった人財は少なく、通常の第三者サービス経由での採用は困難。転職潜在層へもアプローチし、入社への動機付け・魅力付けが必要であった。

世界中の転職市場にはいない高度技術人財へのアプローチを行った。スカウト機能による候補者への直接コンタクトと動機付けを行い、新規R&D部門立ち上げメンバーの採用に繋げた。活用にはリンクトインオフィシャルパートナーであるRPO会社との連携。

高いスキルをもった技術者の採用に成功

リンクトインで採用した人財全員が博士学位を持ち、有能かつ多様な人財の採用に繋がった。オムロンの主力事業である産業用オートメーションにおいては、産業用ロボットの先進的研究・開発を行っており、この分野で先端技術の研究している人財を中心に採用することができた。

また、技術部門の採用に関わる当事者意識の醸成にも繋がった。
リンクトインでお声がけする際、採用部門の技術者と一緒に候補者プロファイルを議論。当初は「こんな優秀な人にコンタクトができるの」「返事など来ないだろう」といった声が多かった中、実際にお声がけをすると高い返信率。面談にもオープンに応じていただける方が多く、社内の技術者も好印象を持つ。カジュアル面談では研究内容や将来の取り組みについての説明にも熱が入る。候補者も自分の研究を資料を使って説明する方が多く、技術者同士で話が盛り上がる。中には技術者自ら人事面での処遇や福利厚生などを説明し魅力付けするメンバーも散見された。

優秀な人財には優秀な知人が多い。リンクトインでコミュニケーションした方から新たな技術者を紹介いただく場合もある。オムロンに入社いただけるかはともかく、オムロンの研究開発の方向性や企業理念に賛同いただける方も多く、将来の「イノベーション創造人財」としてコンタクトを継続している。

オムロンについて

オムロン株式会社は、独自の「センシング＆コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開している。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約36,000名の社員を擁し、117か国で商品・サービスを提供している。